滲出性中耳炎

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内容

滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)とは中耳腔に液体がたまった疾患です。急性中耳炎が治りきっていない状態と言われています。この液体を調べても普通は細菌は検出されません。ですから、理屈の上では抗生物質は効きません。

また耳管の働きに悪影響を与える可能性のある以下のような病気は滲出性中耳炎につながる可能性があります。

(1)急性副鼻腔炎
(2)慢性副鼻腔炎(ちくのう症)
(3)急性咽喉頭炎
(4)かぜ
(5)アレルギー性鼻炎
(6)アデノイド肥大

症状

滲出性中耳炎で症状は下記の4点です。

①難聴
②耳がつまった感じ(耳閉感)
③耳鳴り
④自分の声が耳に響く(自声強調)

滲出性中耳炎は痛みや発熱を伴うことはあまりありません。

お子様のお耳が痛くないから・・・要注意!

大人の場合は滲出液が溜まっていることが自覚でき、病気を自分で発見できますが、お子様自身が発見するケースはまれです。そのため、以下のように難聴を疑わせる行動が目立つ場合は滲出性中耳炎の可能性を疑った方がよろしいでしょう。

①テレビの音を大きくする
②音源に耳を近づける
③呼んでもふりむかない
④電話でのおしゃべりができない
⑤耳がふさがった感じがすると言う

鼻炎や風邪が長引いた時も滲出性中耳炎に注意する必要があります。また、放置してしまうと将来、鼓膜が中耳腔の壁にくっついてしまう癒着性中耳炎や、真珠腫性中耳炎という中耳炎に移行し、これらの中耳炎では将来手術をしても完治しない状況になることがあります。

治療方法

①鼻の吸引処置(奥の耳管開口部付近までキレイにすることが重要)
②耳管処置
③投薬療法
④鼓室チューブ留置術

上記4つを中心に行います。

滲出液や鼓膜の状況によっては鼓膜チューブ挿入術をする場合もあります。鼓膜チューブ挿入術に関しては年齢等の条件によっては全身麻酔を要する場合もありますので、当院では実施できない場合があります。
いずれにしても治療が長期にわたる場合が多く、定期的な通院が必要です。
定期的な通院を回避することを目的とした鼓室チューブ留置術には賛成していません。
チューブは鼓膜にダメージを与えますし、チューブが効いている間に原因となった鼻やのどの治療をしておく必要があるからです。

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