事例紹介

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これはDさんの息子さんが中耳炎になってしまったときのお話です。
主人公は保育園に通うE君(2歳児)と、E君のお母さんのDさん。ある日、職場に保育園から呼び出しの電話がなりました。「お母さん、E君が耳が痛いと言ってずっと泣いているんです」とDさんは伝言を受けました。実は、E君は1年前から5回程中耳炎を繰り返しており、現在もFクリニックに通院しています。

保育園
「お母さん、E君が先程からずっと泣いていて泣きやまない状態なんです。耳がとにかくずっと痛いと言っていまして・・・、何か心あたりはありますか?」
E君ママ
「ご迷惑をおかけしまして申し訳ございません!実はこの子中耳炎を患っていまして・・・。今日は早めに仕事を切り上げて保育園に迎えにいきますので、それまで見てやってもらえないでしょうか?耳の痛みを抑える薬を、リュックのポケットに入れていますので、お願いできますでしょうか?」
保育園

「リュックのポケットですね、わかりました!」

早々に仕事を切り上げて、16時頃保育園に到着

E君の先生
「つい1時間程前まではずーっと耳が痛いと言って泣いていたんですが、今は薬が効いてきたのか落ち着いた様子で寝ています。」
E君ママ

「ありがとうございました。今から病院に連れて行ってきます!」

急いで病院へ

E君ママ

「先生、今日は保育園から連絡があって迎えに行ってきてそのまま連れてきたんですが、ずっと左耳が痛いと言っているんです。鼻水も3日程前から出ています。もしかしてまた中耳炎になっているんですか?」

診察開始

F医師
「今回もまた急性中耳炎になっていますね。鼻水が出ていたのならすぐに連れてきてください。E君が頻繁に中耳炎になってしまう原因は3つ考えられます。一つ目は、症状がなくなってもきちんと通院して下さい。自己判断せずに中耳炎が完治するまでは通院を中断しないでください。二つ目は、鼻水が出てきたら中耳炎になっているサインなので、迷わずにすぐに連れてきてください。三つ目は、保育園の環境がよくありませんね。保育園は集団感染しやすい場所なので、風邪や中耳炎が治ったとしても、すぐに他のお子さんからうつってしまいやすく炎症を繰り返してしまいます。」
E君ママ
「そうなんですね・・・すみません。気をつけてこれからも頑張って通院します。」

コメント

中耳炎が中々治りにくい原因として、今回のように「保育園」が棚にあげられるケースは正直なところ珍しくありません。たしかに、保育園の通っているお子さんが、中耳炎が長引く、繰り返してしまう傾向にあるとの研究結果もあります。
ですが、中耳炎の炎症を繰り返してしまう全ての原因が「保育園」とは決して言えません。これらを理由に、医師が通園の停止を勧めることも適切な対応とはいえないでしょう。各ご家庭にも様々な状況があるのですから、そのことを考慮しなければなりません。「保育園に行かない」ことが望ましいですが、実際には様々な状況もあると思います。そういった場合は、当院では「お子さまの容態」に応じてではありますが、原則預けて抱くことも問題ないと考えております。E君のように、急性中耳炎を頻繁に繰り返してしまう場合は、「反復性中耳炎」になっている可能性が高いと考えられます。この場合は、通常の急性中耳炎の治療と共に、再発を繰り返すことを未然に防ぐための対策をとることが必要なのですが、多くの場合は何の対策をとらずに治療がすすんでしまっているのが実情です。繰り返してしまう頻度にもよるのですが、2カ月で3回以上も中耳炎を繰り返してしまう場合は、反復性中耳炎を念頭において、治療をすすめていくことが改善への大切なポイントになります。

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